おはようございます!こんにちは!こんばんは! さがラシです!
宮城県に、東日本大震災から復興を遂げた美しいサイクリングロードがあるのをご存知ですか?2019年6月に再開通した「仙台・亘理自転車道」を実際に走ってきたので、その魅力をたっぷりとお伝えします!
また、2025年11月現在工事中により通行できない場所もあるので、その注意点などもお伝えします。
仙台・亘理自転車道とは?
正式名称は「宮城県道227号 仙台亘理自転車道線」。仙台市宮城野区岩切から亘理町沖までを結ぶ、宮城県内最長の43.7kmの自転車・歩行者専用道路です。
今回走ったのは、七北田川沿いから海岸沿いの区間(JR福田町駅近辺~深沼海水浴場)片道約10km。東日本大震災の津波で被害を受け、長年通行止めになっていましたが、2019年6月に真新しい舗装で生まれ変わりました。(現在一部工事中)



道中には地面にこんな感じの標識があるので、道に迷う心配も少ないです!
今回のルート紹介
今回は往路に「海岸線沿いルート」を、復路に「サイクリングロードルート」を通って往復してきました。


サイクリングの記録はサイクリングやランニングする人にはおなじみの、「Strava」を使用しています。
① スタート地点:七北田川沿いの福田町駅付近
スタート地点はJR仙石線の福田町駅から七北田川に合流した地点です。
遠くから電車で輪行する方も利用しやすい地点になるかと思います。
このサイクリングロード自体は、JR東北本線の岩切駅まで続いているのですが、岩切駅は七北田川の反対岸になるため、狭い橋の上を渡る必要があるため、より気楽にアクセスできる福田町駅付近を選びました。

岩切駅からだと迷子になりそうって思ったのは、ここだけの話、、、
七北田川沿いは人も少なく、本当に走りやすいです!
川沿いで解放感も癒しもバッチリ!

② 蒲生~深沼海岸:海を感じるひととき
七北田川沿いを過ぎると海に突き当たります。釣り客も多く、地元の人々に愛されている海岸です。
どこまでも続く防波堤と青い海。とても気持ちの良い海風が吹いていました。サイクリングの休憩や、海を眺めながら癒されるゆるポタにぴったりのスポットです!


路面はブロック畳になっているので、スピードを出すと危険です!
ゆっったりとしたスピードで、海景色を堪能しましょう!
③ 今回の折り返し地点:深沼海水浴場
今回の折り返しに選んだ場所は「深沼海水浴場」です。ここには駐車場やトイレもあるので、休憩スポットにもなりますし、ショートコースの車輪行にも使いやすい場所です。

近くには震災遺構として保存されている旧荒浜小学校があります。
この辺りは津波で多くの建物が流されたため、小学校が目印のような存在になっています。サイクリングロードから少し寄り道して見学することもできます(無料・開館時間あり)。
周囲には震災の記憶を伝えるモニュメントもあり、改めて自然の脅威と復興の大切さを感じる場所です。

東日本大震災のニュースにはなかったリアルがここにあります。
遠方かいらっしゃった方はぜひお立ち寄りください。
④ 帰りはサイクリングロードを
帰りは、往路に海岸沿いを通ってきた「蒲生」から「深沼海水浴場」を海岸から離れて、サイクリングロードを通ってきました。
このサイクリングロードはほぼフラットな道が続くので、ペダルを踏む足も軽快です。
路面もとてもきれいに塗装されているのでとても気持ちがいいです。


人もあまりいないので、軽快にスピードが乗ってきます♪

蒲生からは再び七北田川沿いに戻り、来た道を帰っていきます。

スタート地点まで戻ってきてゴールです!
注意!工事区画あり!
今回の折り返し地点である深沼海水浴場から南(名取川方面)は2025年9月29日~2026年3月31日までの間、工事により通行止めとなっています。迂回路もあるため、深沼海水浴場から名取方面をご利用の方は、事前のご確認をお忘れなく。
また、海岸沿いを進むと、下の写真のような通行止めがあるので、引き返すようにしてください。

走ってみた感想
良かった点
- 路面が最高にきれい – 2019年開通で舗装がピカピカ
- ほぼフラット – 初心者でも走りやすい
- 信号がほとんどない – ストレスフリーで走れる
- 景色の変化 – 松林、海、運河と飽きない風景
- 歴史を学べる – 震災遺構で防災意識も高まる
注意点
- 一部に未舗装区間あり – 橋の下などに若干のダート
- 期間内通行止めあり – 上記、必ず事前確認を
- 段差に注意 – 車道との交差部分に段差がある箇所も
- 風の影響 – 海沿いなので向かい風が強い日も
- 夏は日陰が少ない – 水分補給をしっかりと
まとめ:復興の象徴を走る特別な体験
仙台・亘理自転車道は、単なるサイクリングロード以上の価値がある場所でした。
震災から復興を遂げた美しい道、変わりゆく景色、そして忘れてはいけない歴史。すべてが詰まった約10kmは、走る価値のある特別なコースです。
距離も短めで初心者にも優しいので、週末のサイクリングにぜひ訪れてみてください。きっと、自然の美しさと人々の復興への思いを感じられるはずです。
今回紹介したところ以外にも、さらに南には名取の閖上地区という魅力的な場所があります。また次回詳しくご紹介したいと思います。
あなたも宮城県の復興の歴史を感じながら、爽快なサイクリングを楽しんでみませんか?


